印伝とはインド更紗模様の型紙により色染めした、四百年の歴史を持つインド伝来の鹿革製品のことです。鎧の胸板、兜の吹き返しや戦国武将など多く日本人に愛用されてきました。
その後、漆加工を施す技法が創案され、さらに色漆を使うようになりバラエティに富んだ製品が作られるようになりました。たとえば、信玄袋、胴巻き、巾着、銭入れ、煙草入れから現代人の札入れ、がま口、ハンドバッグ、ベルトなど。
選び抜かれた鹿革のしっとりとした手触りと漆の光沢、この二つのことなる個性が調和しすばらしい製品が次々に生まれています。
私ども印伝矢部は、大正13年に創業し、現在に至ります。
当代は、昭和41年より先代の手解きで、印伝の製造法を習い、以後新柄の制作等を意欲的に行い、日本古来のものとしてだけでなく、洋風なものにも調和するような製品作りを手掛けています。
印伝は、鹿革に漆を施すといった作業ですが、均一に漆を塗る事は、熟練した技術が必要で、鹿革に漆を綺麗にのせるには、気温と湿度が微妙に関係してきます。
一点一点今までの経験をいかし、丹念に製作しております。
ぜひ、鹿革と漆でつくる印伝の豊かな風合いをご堪能ください。
有限会社 印伝矢部
代表 矢部恵延
昭和18年:東京都葛飾区に生まれる
平成11年:葛飾区伝統工芸士に認定
有限会社 印伝矢部
本社
〒124-0012 東京都葛飾区立石3-21-7
TEL/03-3602-3549 FAX/03-3602-4704
E-mail:
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工房
124-0006
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